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ヒルコとエビス

日本最古の障碍者。
それは、古事記に出てくるヒルコ(原文では水蛭子)ではないかと言われている。

父親はイザナキ、母親はイザナミという立派な神様の第一子として生まれたヒルコ。
ところが骨の無いヒルのような姿であったがゆえに、葦船に入れられて流されてしまった。
神様としてその行いはどうよ!と突っ込みたくなる。
しかし生きて行く事が厳しかったであろうその時代には、生産性の無い障碍児を育てるゆとりなど無かったのかもしれない。

さて、その後ヒルコがどうなったのか、古事記には記述は無い。

ところで日本各地には、「えびす神社」と呼ばれる神社がある。
祭られている神様には2系統あって、1つはコトシロヌシ(事代主)。
彼は出雲のオオクニヌシノミコト(大国主命)の息子さんである。
コトシロヌシ系えびす神社の総本宮である美保神社は、出雲の地、島根県の松江市にある。

そしてもう一つの系統では、ヒルコが神様として祭られている。
兵庫県にある西宮神社に伝わる話によると、両親によって流されたヒルコは西宮に流れ着いて、その土地の人々に拾われて育てられた。
その子は無事に育って戎三郎(エビスサブロウ)と呼ばれるようなり、やがて七福神の一人である「恵比須様」となった、らしい。

厳しい環境にあっても、障碍児や海に流れ着いたよそ者を大事にする心優しき人々が住んでいた集落があったのだろう。
どこかホッとする話である。

補足:ヒルコの正体については、胎盤説、最初失敗からの成功説(各地の神話によく見られるパターン)など、他にもある。

ご訪問ありがとうございました。


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ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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