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児童相談所騒動

南青山で児童相談所建設の反対運動が起きている、とのニュースを見た。

正直ショックである。
児童相談所には、次男が小学校3年生の時に知的障碍者手帳を取得する為に訪れた事がある。
検査の結果取得は出来なかったが、職員さんの対応はとても良かったと記憶している。
周りのお友だちもお世話になっているはずだ。

この反対運動を聞いて、昔お世話になった知人がものすごく悪者にされている感じを受けた。

「あの人は悪い人じゃないよ。」
「困っている時に力になってくれる。」
「悪口を言うあなた達だって、絶対お世話にならない!という保証は無いのよ。」

児童相談所は不幸を呼ぶ施設ではない。
暗闇の中で道を見失い途方に暮れている旅人を、光り射す方へ導くための施設であるはずだ。
区の職員の説明が不十分だった可能性もある。

誰もが憧れるおしゃれな街、南青山。

「ちょっと紀ノ国屋でネギ買ってくる~」
「行ってらっしゃ~い」
くらいのノリで
「ちょっと児相で子供の相談事してくる~」
「行ってらっしゃ~い」
との会話が出来るような街になれたら、おしゃれだけではない街になれるだろうに。

ご訪問ありがとうございました。


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女性専用車両

次男の第2回目の実習が始まっている。
今回は事務系の就労支援施設。
ここは評判は高いが、その分厳しいと聞いていた。

さて、第1日目。
帰宅した次男に「どうだった?」と早速聞く。
次男は困った顔をして「あ~やっちゃったよ~」

ドキ!
一体何をやらかしたんだ?

そこに行くには普段乗り慣れない路線を使う。
それ自体は問題ない。

1日目の朝、乗り換えの為に階段を下りていたら、ちょうど電車が入ってくるアナウンスがあった。
本当なら次の電車でも間に合うはずだった。
でもアナウンスを聞いて、つい今来たばかりの電車に乗ってしまった。
それも問題ない。

問題だったのは、乗った車両が女性専用車両だった事だ。

「それでどうしたの?」
私の質問に、次男は「もちろん次の駅で車両を移ったよ。でも、女性専用車両って障碍者も乗れるんだよね。」と落ち着いて答えた。

次男は自分が障碍者である事を自覚している。
でも車両を移った。

その行動に至るには心の葛藤があったのだろうか。
私にはそれを聞く勇気がなかった。

「いや~あせったよ。明日から気を付けなくちゃ。」
幸い意外と明るい次男の表情から察するに、そんなに深い葛藤があったとは思えない。
単に恥ずかしかったのだろう。

実習の方は、「1回目の施設に比べて厳しいね。でも丁寧に教えてくれるから大丈夫そう。」と前向きであった。

世の中にはいろいろ落とし穴があるものである。

ご訪問ありがとうございました。


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いきなりカミングアウト

街も華やぐ12月。
この時期毎年楽しみにしているランチ会がある。
メンバーは長男の小学校時代のママ友たち。
「せっかく知り合ったのだから、卒業しても年に一度は会いましょう。」と、10年以上ランチ会を続けて来た。

自分や子供達の近況を報告しているうち、A子さんが私に聞いてきた。
「そういえば次男君は今何年生だっけ?」
「高3だよ。」と答える私に皆、「うわ~あの小さかった次男君が高3かあ。」「じゃあ、大学受験じゃない?」とびっくりした様に言った。

今まで次男が発達障碍である事は話していなかった。
手帳を取得した事が後押ししたのだろうか。
前もって考えていたわけではない。
しかし私の口からは自然に言葉が出た。

「それがねぇ、実は次男は発達障碍なのよ。大学には行かないで就労の訓練をしてくれる所に行くんだ。」
一瞬の沈黙。
(しまった~~)
激しく後悔する私。

その沈黙を破ったのはA子さんだった。
A子さん:「へぇ、そうだったの?気が付かなかった。発達障碍といえば、この前NHKで自閉症の作家の番組やってたね。」
私:「うん、東田直樹さんでしょ?」
A子さん:「そうそう。」

B子さん:「モデルにもいたわよね。」
私:「栗原類さん?」
B子さん:「そうそう。」

C子さんが身を乗り出して慌てた様に言った。
C子さん:「あと、ほら、あの、アインシュタインもそうだったって言うじゃない?」
大御所の登場に、一同「おお~~」と感心したような声を上げた。

「そうか、じゃあ頑張ってね。」
みんなの励ましの言葉を聞いて、私は心から嬉しくなった。

いきなりのカミングアウトがすんなり受け入れられたのは、東田さんや栗原さん、そしてアインシュタインさんのおかげである。
彼らに感謝すると同時に、次男の長所を伸ばして社会生活が出来るよう教育、訓練をする事の重要性を改めて感じた。

ご訪問ありがとうございました。


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生きていく為のパスポート

待っていた物が手に入る時。
その瞬間はときめくもの、、とずっと思っていた。

「では内容をご確認ください。何かご質問が無ければ、手続きはこれで終了です。」
市役所職員が事務的な口調とともに私に渡してきたのは、次男の精神障碍者手帳であった。

児童精神科に行って手続きを始めたのが、まだ夏だったことを思い出す。
季節はもう冬。
随分長いこと待って手に入ったというのに、全然ときめかない。
まあ、人生こんな事もあるか、、と家に帰った。

学校から帰った次男に早速見せて説明をする。
「この手帳は、これから生きていく上で大切になるからね。これを使って仕事を捜そうね。」
次男は淡々とした表情で「うん。」と頷いた。

その夜、私は夫に手帳が取得できたことを伝え、「見る?」と聞いた。
夫は静かに「いや、いい。」と答えた。

自分の兄と子供が精神障碍者。
それは辛いことなのだろうか。

外国に入国する時にはパスポートが必要だ。
異国において、パスポートは自分の身分を証明し身を守る大事な手帳。
「普通」の基準で満ち溢れるこの世の中は、「普通」の基準から外れた障碍者にとってはある意味異国である。
障碍者手帳は、この世界で生きていく為に必要なパスポート。
それを持っているのは恥ずかしい事ではない。

ご訪問ありがとうございました。


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楽しい実習

先日、次男の初めての施設実習が無事終了した。
夏休み、地獄の暑さを経験した農福連携施設である。

期間は5日間。
支援学校に子供を通わせるママ達からは、一般的には10日間と聞いていたのだが。
学校は公欠を認めてくれた。

初日、ドキドキしながら様子を聞く私にのんびりと次男は答えた。
「うん、とても楽しかったよ。」

次の日も、その次の日も、次男の口から出る言葉は、、
「楽しいよ。」「みんな優しくて親切だよ。」「大変な事は特に無いかな。」

農作業も特に難しい作業では無いと言う。

最終日は、施設の担当者、本人、保護者、学校側との面談があった。
夫にも、会社の半休を取って出席してもらった。

面談の場で、施設の担当者は次男を誉めまくり。
「とても素直で優しいお子さんですね。」「分からない事は自分から質問できるし、作業も丁寧です。」などなど、、、

う~ん、そんなに誉めてばかりでいいの?という私の視線を感じたのか、「ただ、マイペースな所はありますね。作業速度を上げていけたら良いかと思います。」と付け足した。

学校の担任と本人は、面談にとても満足そうであった。

しかし、夫と私の意見は少し違う。
楽しいばかりでよいのだろうか?
ここにいたら何も成長出来ないのではないか?
そんな疑問を感じた。

次は事務系の就労支援施設での実習である。
こちらは10日間。
実績、定着率とも定評のある施設なので、厳しいかもしれない。

ご訪問ありがとうございました。


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アウイナイト

Author:アウイナイト
ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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