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近未来風施設 1

先日、次男と障碍者就労施設を訪れた。
そこは支援施設ではないので訓練などは行っていないが、企業とのマッチングはしてくれるそうである。

地図を見ながらたどり着いた時、私達は絶句した。
「こ、これは、、、」

目の前にあったのは建物、というか巨大なコンテナである。
窓がない!
横も見てみたがやっぱり窓がない!

正面に小さな扉とその横にインターフォンがあったので、名前と要件を告げると「はい、お待ちしておりました。どうぞお入りください。」と若い男性の声で返事があった。

入ってみると、殺風景。
出迎えた若いお兄さんは白衣を着ている。

更に奥に入り、筆記用具以外の荷物を預ける。
そこで私達は、洋服の埃を粘着ロールテープでコロコロと取って、白衣を着た。
この白衣、使い捨てマスクのような生地である。
使い捨て白衣か?

通されたのは、学校の理科室のような部屋であった。
流しもちゃんとある。
当たり前だが窓は無い。
テーブルが2つ。
丸椅子が10個ほどその周りに置いてあった。

「他の方々もいらっしゃいますので奥からお掛け下さい。」
一番乗りの私達は、一番奥にちんまり座った。

まもなく第2グループが入って来た。
おじさん2人と若い女性2人である。
4人は静かに椅子に座った。

続いて第3グループ登場。
今度は20代~30代あたりの若い男性3人組である。
第2、第3グループとも、みんな健常者に見える。

(むむむ、、、どういう人たちなんだろう、、)と思っていると第4グループが入って来た。
次男よりちょっと上くらいの男の子とおばさん。
私は(あ、うちと同じ組み合わせだ。)と、少しホッとした。

皆さん揃ったところでもう一人、施設の方(若い男性)が入室。
説明会が始まった。

施設に関する説明の後、簡単な実習がある。
「では、当事者の皆様方に実際の作業をして頂きます。当事者の皆様方はこのままテーブルの前に座り、支援者、保護者の皆様方はその後方にお立ち下さい。」

私の抱いた疑問が解ける瞬間であった。

2に続く。

ご訪問ありがとうございました。


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ビジネスマナー

ふと気が付いてしまった。
次男はこれから就労支援施設へ実習へ行くわけであるが、ビジネスマナーがまるで身についていない事に。

これはまずいのではないかと思って本屋さんへと出向き、ビジネスマナーに関する本のうち、新入社員向けの本を買ってきた。

「実習までに、これを読んでおいた方がいいよ。」と次男に渡す。
(え~、あんまり面白くなさそうな本だなあ、、)と言わんばかりの表情で受け取った。

私も中身を見たが、意外と知らなかったりあやふやのままやり過ごして来た事も書かれていたので、この際一緒に勉強してみるのも良いかもしれない。

ご訪問ありがとうございました。


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今日も一日、楽しかった

「今日も一日、楽しかった」
この本は、ダウン症のあべけん太さんのエッセイである。

読んでみて驚いたのは、あべさんの精神力の強さであった。
興味を持った物にはチャレンジする、失敗しても諦めない。
どんなに悲しい日でも、日記の最後にいつものように「今日も一日、楽しかった」と書く。
(でも読んでいて号泣)

この精神力の強さは生まれつきなのか、それとも周囲の支えによるものなのか。
多分両方だろう。

次男のお友だちにもダウン症の子達はいて、みんな素直で良い子達である。
でもとても繊細な感じ。

あべさんは自らを「ダウン症のイケメン」と言うが、これに「最強の」を付け足したらいいんじゃないか、とさえ思う。

またあべさんの偉い所は、周りの人達への感謝を忘れない所である。
その気持ちが、あべさんの居場所を更に心地良いものとしているのだろう。

強くて謙虚でいつも前向き。
素晴らしい人である。

ご訪問ありがとうございました。


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最後の体育祭

10月だというのに真夏のような強い日差しの下、体育祭は行われた。

参加することに意義がある。
次男が目立つことなく過ぎていく行事のはずであった。
しかし今年は違ったのである。

「僕ね、応援団になったんだ!」
そう報告する次男を、私はどのような表情で見ただろう。
(は?何をとち狂って応援団なんか、、、)
その言葉を飲み込み、「へえ~、そうなの。」と返すのが精一杯であった。

次男は小柄で細くて声も小さい。
応援団員にふさわしいとはとても言えない。
他の子は受験で忙しくて、それどころじゃなかったのだろうか。

それから体育祭当日まで、応援団の練習は続いた。
次男の白い肌はすっかり日焼けした。

そして当日。
相変わらず競技はパッとしない。

しかし、応援団のパフォーマンスはなかなかであった。
エール交換、応援合戦、そして競技中の応援。
おそらくミスも無くやっていたと思う。
そして何より良かったのは、表情がとても楽しそうだった事だ。

バリバリの男子校出身の夫は「随分ゆるい応援団だなぁ。」とちょっと不満そうだったが、そのゆるさ故、団員達にも見ている人たちにも笑顔が溢れていた。

家に帰って来た次男を大いに誉めると、更に日焼けした顔で「えへへ、可愛かったでしょう?」と笑った。

どうなる事やら、、と心配していた最後の体育祭。
応援団をやり遂げた事で自信がついただろうか。
この経験を、今後に繋げていってもらいたいものだ。

ご訪問ありがとうございました。


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のんびり行こう

どうもおかしい、、、
そう思い始めたのは9月も後半。

8月後半にクリニックに行って、精神障碍者手帳の申請に必要な診断書の作成を依頼した。
「出来たらお電話します。」と言われたので待っていたわけだが、一向に連絡が来ない。
「はい。特に急ぎませんので。」と言ってしまったせいか?

あまりにも遅いので電話してみた。
受付嬢はすぐに確認してくれて「すみません、まだのようです。」
そして次の日、「診断書が出来ました!」

受付嬢に確認されたドクターの心の声が聞こえたかのようであった。
「やっばい!忘れてた~~」

次男の写真を撮り、申請書を書いて、無事市役所へ申請してきた。

話題は変わって、次男の就労支援施設への実習。
今まで担任に2か所頼んでいたが、もう一つ良さそうな所を見つけたので次男と見学に行く事にした。
その事を電話で担任に伝えると、「はい、分かりました。」
ついでに「実習の日にちはまだ決まりませんか?」と尋ねると、ちょっと慌てた様に「す、すみません、まだ、、、」
まさか先生忘れてないよね?

まあ、いいか。
先生も学校の行事やら、生徒の推薦入試やらAO入試やらでお忙しいのだろう。
のんびり行こうか。
卒業式までは決まるといいなあ。

ご訪問ありがとうございました。


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頑張れ受験生!

高校生以下の子供を持つ親にとって、避けて通れないのは保護者会。
先月後半、次男の学校の保護者会があった。

次男は自分の学校のお友だちが好きである。
特に親友と呼べる子はいないのだが、「みんな優しい。」と言う。

学校に出かけて他の保護者達に会う時、私も同じことを思う。
皆さん、とても礼儀正しく優しい。

私は基本ボッチママ。
だれかと待ち合わせて保護者会に行く事など決してない。
でもずっと一人かというと、そうでもない。

その日も、帰りは同じクラスのA君ママ(内部生)とB君ママ(外部生)と一緒に帰って来た。
話題はやはり進学の事。
A君ママ:「隣のクラスの○○君と△△さんはもう決まったんだって!」
私:「え~~まだ9月だよ。早いね~。」
B君ママ:「どこどこ?大学?専門?」
A君ママ:「大学だって。」
B君ママ:「うらやましい、、うちなんてこれからだよ。」
A君ママ:「うちだってそうだよ。もう毎日大変!」
私:沈黙、、、、

私の沈黙に気が付いたのか、A君ママが聞いてきた。
「次男君は?頑張ってる?」

こうなっては話すしかない。
私:「実はね、次男は進学はしない事になったんだ。」
驚愕する二人。
中学から一緒だったA君ママは、歩くのを止めてしまったほどだ。
A君ママ:「何で?何で?次男君お勉強頑張って来たじゃない?」

私は、学校の勉強は何とかなっていたが、精神的に幼い次男にとって受験勉強はハードルが高かったことを話した。

B君ママ:「それでどうするの?就職?」
私:「キャリアクラスじゃないからそれも無理。卒業したら、就職に必要な訓練をしてくれるところに行くんだ。」
B君ママ:「なるほど、ビジネススクールみたいなところね?」

そうだと言っていいのかどうか分からないのだが、あまり詳しい説明しても困惑させるだけだと思い、「まあ、そんなとこかな?」と、うなずいた。

A君ママは少しホッとした様に言った。
「それが次男君にとって良い道だと思って決心したんだね。偉いね。」

「偉くなんて無いよ!きちんと目標を持って受験にチャレンジしているA君やB君の方がずっとずっと偉いよ!」
私のその言葉に、二人はちょっと困ったような表情で「う~ん、」と顔を見合わせた。

しばらくして駅に着くと、そこからはそれぞれバス、電車の上り、下り、とお別れだ。
私は改めて二人に言った。
「A君もB君も、体に気を付けて受験頑張ってね!」
今度は笑顔で「うん、ありがとう!次男君も頑張ってね!」と答えてくれた二人。

A君もB君も、その他の子達も、努力が実って希望している学校に合格できますように!
頑張れ受験生!


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ダウン症の自分が好き

今日(10月2日)の読売新聞に、あべけん太さんへのインタビュー記事が掲載されていた。
あべさんは1987年生まれ。
平日はIT企業に勤務する傍ら、「ダウン症のイケメン」と呼ばれタレント活動や講演をしている。

あべさんがダウン症と知ったのは16歳の時。
「ダウン症の自分が好きです。でも知的障害者と言われるのは嫌です。ばかにされているみたいで嫌です。すてき障害者と言ってほしい。」と語る。

あべさんは2年前の相模原殺傷事件に怒り、出生前診断には反対の立場をとっている。
自分の仲間たちが、この世に生まれる事を許されずに抹殺されていく現状を見るのは、さぞかし辛いことだろう。

あべさんは昨年、初のエッセイ「今日も一日、楽しかった」(朝日新聞出版)を刊行した。
読んでみようかな。

ご訪問ありがとうございました。


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アウイナイト

Author:アウイナイト
ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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