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高3夏休み 振り返り 5

⑤障碍者手帳取得準備
夏休みも終わる頃、私と次男はかかりつけの児童精神科クリニックを尋ねた。
かかりつけといっても、ここに来るのは中学3年以来である。

受付を済ますと最初に私が診察室へと呼ばれた。
久しぶりに会うドクターに、障碍者手帳を取りたい、と要件を話す。
ドクターが「お久しぶりですね。最近の様子と取りたい理由をお話しください。」と言う。
学校では大きな問題も無く過ごしているが、卒業後は就労支援施設へ行かせたい、そして手帳を使っての就労をしたい、と私が話すと、「そうですか。次男君は了承していますか?」と聞いてきた。
私が「はい。」と答えると「分かりました。では次男君とお会いしましょう。」

次男登場。
ドクターの表情、話し方が優しくなる。
次男は最初少し緊張している様子であったが、次第に打ち解け、最後の方は部活や趣味の事を楽しそうに話していた。
高校卒業後について聞かれた時も、「就労支援に行く予定です。」としっかり答えていた。

次男への質問が終わると次男は退室。
以前行ったWISCの結果も見ながら、再び私への最終確認。
「知的では取れないでしょう。精神障碍者手帳取得でよろしいですね。市役所に行って申請書と診断書をもらってきて下さい。診断書を書きましょう。」

そして先日、診断書をドクターに持っていった。
来週くらいには出来るだろう。
診断書が出来たら申請書と一緒に役所に提出して、手続きは終了する。

そういえば、この夏は平成最後の夏であった。
次男にとっては学生最後の夏でもある。
さらに、社会的に普通の人、として過ごす最後の夏でもあったのだ。

新しい扉を開けて進んでいこう。

ご訪問ありがとうございました。


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高3夏休み 振り返り 4

④就労支援施設の見学
(長文です。)
夫が次男の受験に燃えていた頃が、遠い昔のようだ。
夫が完璧に準備をしたというのに、次男は受験の壁を超える事が出来なかった。

夏休みに入る前、私達は次男に「就労支援」という道がある事を話した。
私が今まで訪れた事務所のパンフレットを見せながら、そこでの一日の流れ、約2年間支援を受けたら手帳を利用して就労する事などを説明した。
説明を聞いた後、次男は「僕にはそういう所が合っているのかもね。そこに行こうかな。」と落ち着いて言った。

「そうか、、」夫はため息まじりにつぶやく。
何とか普通の人として生きていって欲しい。
その思いが詰まった風船が、パチン!と破けるような気持だったのかもしれない。

夏休み中に次男と見学したのは2か所。
(1)ちょっと遠いが、一番実績と定着率を出している事務所。
(2)私も初めて行く、今話題の農福連携型事務所。

(1)では私が見学した時と同様、皆さんが作業している様子を見て、施設長の説明を受けた。

(2)は、午前中は座学で午後から農作業。
次男が座学を一緒に受けている間、私は施設長の説明を受けた。
お昼ご飯は私は別室。
次男はみんなと一緒。
ランチの後の自由時間には、驚いた事にみんなとカードゲームをして楽しそうであった。
テレビもついている。
(1)に比べると明らかに緩い。

さて、午後からはいよいよ農業実習。
私達は施設長の車で、みんなはミニバンで30分ほどの農場へ向かった。
提携農場はあと2か所あるそうだ。

農場に着いて車を降りた途端、私は帰りたくなった。
その日は快晴。
筆舌に尽くし難い暑さである。
施設長は「熱中症にならないように、休みながら作業を進めます。」と言うが、もう立っているだけで死にそう。

少し後から来たみんなは、誰一人「暑いよ~~。」などと弱音も吐かず、黙々と農作業を始めた。
施設長は時計を見ながら「10分おきに休憩だよ。」と声を掛けていた。
次男は作業をするみんなを熱心に見ていた。

1回目の休憩に入る頃、施設長が「こんな感じで2、3時間作業をします。でも今日は暑すぎるので1時間半くらいですね。では、もうお帰りになりますか?最寄りの駅までお送りします。」と言った。
私が「はい、お願いいたします。」と答えたのは言うまでもない。

帰り道、私は次男に聞いた。
「最初に行った所と、今日の所、どっちが良い?」
次男は即座に答えた。
「今日の所!」
「え~~~~?」

あの灼熱地獄が良いというのか?
「ど、どうして?」
「みんな優しくて親切だったよ。ゲームをして楽しかったし。」

「農作業、厳しいよ。」
「そうだね。でもちゃんと休みながら作業するでしょ?大丈夫じゃない?」

いやいや、体力と根性の無い君には無理でしょう、、、
しかし、一番根性の無いのは私か、、、

(1)にしても(2)にしても、入る前に実習をする必要がある。
近々担任にそのことを伝えなければならない。

ご訪問ありがとうございました。


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高3夏休み 振り返り 3

③自立訓練
受験生というある意味守られた身分を捨てた次男。
遠慮はいらない。
しっかり自立に向けた訓練をしなければならない。

一日の予定を立て無駄に過ごさないようにする。
朝ごはんは自分で準備する。(パンなどは私が前日買ってくるが)
昼ごはんも自分で何とかする。
もちろん食べ終わった食器や使った鍋などは洗う。
夕飯のメニューを栄養バランスを考慮しながら考える。
自分の部屋の掃除。
洗濯は洗濯機がやってくれるので、自分の分を干す。
乾いた洗濯物を所定の場所へ戻す。

部活やお出掛けの予定が無い日は、これらの事を続けた。
最初はブーブー文句を言ったり、洗剤をつけすぎて泡が消えず悲鳴を上げたり、といろいろ賑やかであった。
それでも少しづつ要領をつかんでくると、次第にスムーズに事が進む様になって来た。

自立するにはまだまだ力不足ではあるが、少しは自覚が出来ただろうか。

ご訪問ありがとうございました。


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高3夏休み 振り返り 2

②楽しかった事
次男に夏休みの楽しかった思い出を聞いてみた。

(1)部活の日帰り旅行。
まったりとした文化部にも、夏休みには特別なイベントがある。
1日かけて関連施設へと遠出をするのだ。
もはや受験生ではなくなった次男は、今年も行く気満々で楽しみにしていた。
高3で参加するのは次男くらいではないかと思っていたが、そうではなかったらしい。
少しホッとした。

(2)作業所の夏祭り
支援級時代の先輩ママが「うちの子が通っている作業所で夏祭りがあるの。来ない?」と誘ってくれたので、お友達家族と遊びに行った。
静かな住宅街の中にある、とても綺麗で清潔な施設である。
先輩はカフェで注文取りのお仕事をしていた。
次男も一緒に行ったお友達も、もちろん私たち親も、成長した先輩の姿を見て「わあ、立派にお仕事している!」と感激した。
支援学校に通うお友達は、秋にこの作業所で実習をするという。
焼きそば、かき氷を食べ、イベントに参加し、ピエロのマジックショーに歓声を上げた楽しい一日であった。

(3)カラオケ大会
毎年恒例になっている、支援級時代のお友達とのお出掛け企画。
今年はカラオケ大会であった。
お友だち達の通う支援学校ではカラオケを奨励している、と聞いた。
声を出す事、画面の字を読む事などが良いらしい。
そんな訳でお友だち達は慣れたもので、ママ達も次から次へと子どもたちの好きな曲を入力していく。
私達はカラオケに慣れていないので最初は押され気味だったのだが、しばらくすると俄然次男がのって来た。
「この曲知ってるよ!」とお友だち達と一緒になって歌い、しまいにはみんなで立ち上がって大盛り上がり!
夏休みを締めくくるにふさわしい一日であった。

その他にも、久しぶりに5日間だけ帰って来た長男と過ごしたり、近場の温泉に行ったりした。
田舎に帰る、長期旅行に行くなどのビックイベントとは縁遠い我が家ではあるが、それなりに楽しい夏休みだったようだ。

ご訪問ありがとうございました。


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高3夏休み 振り返り 1

①宿題
今年の宿題は学校の宿題のみ。
思えば去年は塾の宿題もあったので、大騒ぎであった。
数学、国語などの勉強系は、とても落ち着いて淡々と進められた。

それが一通り終わる頃、自由研究、作文などに取り掛かった。
次男はこのような課題に弱い。
2階から降りてきて、意味もなく私の周りをウロウロする。
「あ~どうしよう、、、」という次男の思いが、ひしひしと伝わってくる。

すぐに助け舟を出すのは良くないとは分かっている。
でも、放っておいて情緒不安定になっても困る。

「どうしたの?」と声を掛けると、「どうやったらいいのか分からないんだ。」と素直な返事が返ってきた。
ヒントを出したり進め方のアドバイスをすると、ホッとした様な表情で「じゃあ、やってみよう。」と2階へ上がっていった。

自由研究はそれで何とかなったが、作文はどうしても規定の枚数に届かない。
「もっと言葉を足していかないと、、」と、結局私も一緒になって文章を考え、やっと下書きが完成した。

決められたことは出来るけれど、自分の頭で何かを作り出すことは難しいのだなあ、、と改めて思う。

完成した作文を見て、私も達成感を味わってしまった。

ご訪問ありがとうございました。


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アウイナイト

Author:アウイナイト
ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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