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おじいちゃんはどこにいる?

もうすぐ義父の法事の予定であった。
しかし、突然夫が言った。
「法事、中止になったから。」

私はドキッとした。
まさか義母の調子が悪いのではないだろうか。

理由を聞く私に夫はボソッと答えた。
「位牌が見つからないんだって。」

???

前回の法事の時には、ちゃんと位牌は存在していた。

その後、同居していた義母と義兄は折り合いが悪くなり、実家を処分して一人暮らしをしている。

「引っ越しの時、どこかにいっちゃったの?」
「ああ、多分ね。」

「引っ越ししたのはかなり前じゃない?今まで気が付かなかったの?」
私は呆れた。

「法事があるから準備しておくよう確認したんだよ。そうしたら、どの段ボールに入っているか分かっているから大丈夫、と言っていたんだけどね。」

「そこに入っていなかったんだ、、、、」

私は無神論者であり、普段は死んだ人間の魂の行方など興味は無い。
でも、「おじいちゃんの魂はどこにいるのだろうか?」と考えてしまった。

お墓の中?位牌の中?それとも霊界とか天国と言われる場所?
でも位牌を作るのは仏教徒だけだろうし、、、、

私の両親の位牌は我が家にあり、私は毎日手を合わせている。
単なる習慣だが、その時間には確実に両親を思い出す。

亡くなった人の魂(らしきもの?)は、思い出の中に存在するのではないか。

私の父は、婿殿にも孫にも会えずこの世を去ってしまった。
夫と長男は釣りが好きである。
釣りは、私の父の趣味でもあった。
以前、そんな父の思い出話をしていたら、夫が「残念だったね。ご一緒したかったな。」と言ってくれた。
長男も「僕もおじいちゃんに会いたかったな。」
釣りには無関心な次男も負けじと「僕だって会いたかったよ。」

直接会う事は叶わなかったけれど、父の魂は私の思い出話を通して婿殿や孫にも存在していると思う。

義父も同じである。
たとえ位牌が行方不明でも、私達はいつでも穏やかで優しい紳士であった義父を忘れる事は無い。

とはいえ、今後の事を考えるとやはり無いよりあった方が良い。
夫は近いうちに義父の位牌捜索の為、義母の住む2DKのアパートへ行く。
私も同行しようかと申し出たが、「恥ずかしい。」と断られてしまった。
見つかるといいね、おじいちゃん。

ご訪問ありがとうございました。


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3つの扉

進路に関して言えば、長男の時は楽であった。
長男の学校も高2から進路が分かれる。
高1の秋ごろにかわされた会話は確か、、、
「ねぇ、進路どうするの?」
「うん、理系。」
「そうだよね。」
ほんの5秒程度であっただろう。

次男も12月中には希望を出さなくてはならない。
それなのに、相変わらず何度聞いても「う~ん、どうしようかねぇ~~」

まるで真剣に考えている様子が無いその姿勢についイラッとくる。
「じゃあ就職にしたら?バリバリ働いてもらうよ。」と言うと、慌てた様に「え~~、いきなりそんなの無理だよ。」と情けない声を出す。

そうだよね。
その辺りは自分でも分かっているらしい。

そこで私は就労移行支援サービスの事を切り出した。
この前見学した所のパンフレットを見せると、「へぇ、良いんじゃない?」と関心を示してきた。

「じゃあ、専門学校とか短大じゃなくてこういう所にする?」と聞いてみると、また「でもぉ、今せっかく勉強頑張っているんだから、やっぱり上の学校行きたいかなぁ、、、」と煮え切らない。

夫に相談すると、「短大、専門学校、就労移行サービス事務所。この3つのどれかでいいんじゃない?」と明確なお答。

就労移行サービス事務所はどのクラスになるのだろう?
大体そのような所に進むのはうちの子くらいではないのか?

今度先生に確認しなければならない。

ご訪問ありがとうございました。


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越えられない壁

秋は学校行事が多い季節である。
先日も大きな行事があり、夫と学校へ行ってきた。

大勢の生徒たちの中にいると、次男のいろいろな面が見えてくる。
そこで感じた事。

「ああ、やっぱり普通の子とは違う。普通にはなれないんだなぁ、、、」

当たり前といえば当たり前である。
彼は障碍児なのだから。

高校を卒業したら上の学校へ進学してもらいたいと考えていたが、それは無理だろうか。
先日見学に行ったような、就労移行事務所のようなところへ行った方が良いのではないか。
障碍者手帳取得も視野に入れるべきではないのか。

私がそんな事を思っている傍らで夫は言った。

「もうちょっとピシッ!と出来ないもんかね。」

「う~ん、出来ないんだろうねぇ、、、」

別にふざけているのではない。
次男は真面目に一生懸命取り組んでいるのである。

それでもやはり動作や表情に、他の子とは違いがある。

そう感じているのは私と夫だけかもしれない。
みんな自分の子を見るのに夢中だから。

中学の時にはそれほど差を感じなかったのに、こうして普通への壁は段々高くなっていくのだろうか。
厳しい現実を感じた一日であった。

ご訪問ありがとうございました。


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失敗体験

次男が中学生の頃の私は、とても面倒見の良い母親であった。

学校や塾の忘れ物が無いように声掛けをして一緒に確認する。
宿題やテスト勉強も、分からない所は教えてきた。

しかし、高校に入ってからは徐々に手を引いている。

その結果どうなったか。

予想通り、次男は今までにない失敗をいろいろやらかすようになった。

提出物を忘れたり、宿題の範囲を間違えたり、お弁当が要らない日なのに持って行ったり、、、、
ある時は、塾のテキストやノートなど一式忘れて、カバン一つで行ってしまったこともあった。
もう叱る気力も無くなる。

勉強の方にも変化が起きている。
1学期の中間テストは、基礎問題とはいえ全教科80点以上であった。
しかし期末テストで教科数が増えると、要領よく勉強が出来なかったのだろう。
教科間の差が、かなり開いてきた。

本人も「期末試験は教科数多過ぎ!難しいし、大変だったよ~。」と言っていたが、どこかしら呑気である。
私は「上のクラスはもっと大変なんだよ!」と言いたかったが、ぐっと抑えた。
これが次男の実力なのだ。
他の人と比べても仕方がない。

失敗が多くなり、次男の意識は変化しただろうか。
取りあえず、重要なのは勉強よりも生活面。

お弁当の時は「要らないのに持って行く失敗で良かったよ。食べてこれたもん。これが反対だったらホント大変だったよねぇ。」と言っていた。
まだまだ子供である。
社会人になったら、お弁当よりも書類が大事なんだけどね。

失敗を繰り返さないにはどうしたら良いのか。
それでも失敗してしまった時にはどう対処するのか。

理解ある環境に居られる時間はそう長くない。
その間に、自分なりのマニュアルを見つけるしかないのである。

ご訪問ありがとうございました。


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アウイナイト

Author:アウイナイト
ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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