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うちの次男:中学校 ぴったりの場所

次男の進学先の私立中高一貫校は、大学合格実績にこだわる学校ではない。
とてものんびりした校風である。

入学してすぐに生徒面談があり、それを終えた次男は家に帰るなり「担任の先生、すごく優しくて何でも話せるよ!」と興奮した様に言った。
クラスの雰囲気も気に入ったらしく、1時間の通学時間にもめげず楽しそうに通い始めた。

生徒面談の後には保護者の面談がある。
担任はまだ若く不安を覚えていたのだが、入学してまだ日も浅いのに次男の行動をしっかり見ていてくれて、どのような場面で手助けが必要か、なども把握していた。
予想以上である。
クラス担任だけではなく、学年主任や他のクラスの担任とも連携して学年の生徒の指導に当たる、というのがこの学校のやり方であった。

ほかにも心配事はあった。
学習面である。
これも、正直かなり緩い。
もちろん中学の教科書の内容をきちんと勉強するが、テストは基礎的な問題が主である。
事前に配られるプリントを真面目に勉強すれば、そこそこの点数を取ることが出来た。

世間的に見れば低偏差値校で、この学校しか合格できずに仕方なく入学した子も多いだろう。

先生方は、まず面談を通して次男の様に凸凹のある子や、受験で満足な結果を出せなかった子の思いに共感することで子供達の心を和らげ、次のステップへ踏み出せるように指導して下さったと思う。

毎年2泊3日の宿泊行事がある。
1年生の時はとても不安で「行かせても大丈夫でしょうか?」と伺った所、「もちろんです!連れていきますよ!」との力強い返事を頂き思わず涙が出そうになった。
この合宿を経験して自信をつけた次男は、小学校には諦めた修学旅行も存分に楽しむことが出来た。

中高一貫校と言っても全員が高校に進むわけではない。
何人かは外部の高校へ進み、県の上位高へと進学する子もいた。

振り返ってみると、中学校の3年間は今までで一番充実していたように思う。
次男は内部進学でそのまま高校へと上がる。
外部から新たな仲間を迎えて始まる高校生活。
次男もちょっぴり緊張しているようだ。

ご訪問ありがとうございました。


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うちの次男:旅の終わりに

次男の卒業式の日、私はこれまでにない程の解放感に浸っていた。

周りを見ると、ハンカチでそっと目を抑えている保護者も多い。
私の眼からは涙が溢れる気配も無い。

しかし、式の後に4年生の時の担任の先生に挨拶をした時には、さすがにいろいろとこみ上げてくるものがあった。
この先生は大人気なので私が独占することは許されない。
短い時間ではあったが、改めて心からお礼を言った。

校門を後にした私は、次男に思わず「やっと終わったね~。」と声を掛けた。
次男も「そうだね~。」と答える。

普通級への挑戦の旅は終わった。
最初の1年は楽だったが、後の2年はとても長く感じられた。
ホームスクール、フリースクール巡り、付き添い登校など、親子共々普通ではなかなか出来ない体験もした。

4月からは中学校生活が始まる。
その学校には次男の特性を詳しく伝えてある。
そして、見学や個別相談で学校を訪れた時に廊下に張り出されてある生徒たちの作品や休み時間の様子などを見て、次男の仲間が在籍している事を確信していた。

一つの旅が終わり、また新たな旅が始まる。

ご訪問ありがとうございました。


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うちの次男:中学校選び 3

私立A中学校を知ったのは5年生の2学期後半。
ホームページで見るこの学校の方針は、一言でいえば4年生の担任の考えに近いものであった。

ここは、いろいろな個性を持つ子供達が共に成長出来る場所。
学校説明会に出席した私はそう感じた。

学校説明会では、親が説明会を聞いている間に子供達は授業体験をする。
次男は美術の授業を選んだ。
終わった後、次男は自分の作ったネームプレートを嬉しそうに見せてくれて、「先生はとっても優しくて楽しかったよ!」とご機嫌であった。

さらに、希望者には個別相談もしてくれるのでそれも申し込み、次男の特性や小学校3年生までは支援級にいた事などを話した。
担当の先生は、「授業体験の時に特に問題があったという報告は聞いていないので、次男君がこの学校を気に入ったのであればぜひ受験してみて下さい。」と言って下さった。

夫もこの私立の受験には賛成であった。
公立の場合、先生の考え方、指導力の差が学校生活に大きな影響を及ぼす。
更に、中学校に入ったと思ったらすぐに、高校をどうするか考えないといけない。

私立でも先生による差が無いとは言えないが、教育方針はしっかりしていてぶれないはずである。
また、3年という短い時間ではなく6年間かけて成長を見守って下さるのは、次男のようなゆっくりした子にとってメリットが大きいように感じる。

私達は次男を個別の塾へ通わせることにした。
クラスの多くが塾に通うこともあり、次男は素直に同意した。

中学校選び2で書いたように、公立の支援級選びも並行して行われて第一希望が確保できた。

私立中学校の入試は2月1日から始まる。
A中学校の試験期間は3日間。
1日目と3日目の試験を申し込んでいた。

1日目の試験の日。
私は明らかに長男の中学受験の時よりも緊張していた。
しかしこの気持ちを次男に悟られてはいけない。
私は「頑張って!」ではなく「じゃあね。」と笑顔で彼を試験の教室へ送り出した。

発表の時も心臓がドキドキしていた。
そして合格したと分かった時、嬉しいというより驚きに近い気持ちであった。
無邪気な次男はもちろん大喜びである。

改めて夫と、公立、私立、どちらにするか相談する。
次男の気持ちはすっかり私立に傾き、それを尊重することにした。

教育委員会に電話をして私立に合格したので公立を辞退したいと告げると、明るく「おめでとうございます!」

中学校選びは幕を閉じた。

ご訪問ありがとうございました。


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うちの次男:中学校選び 2

就学相談は小学校入学の時に既に経験しているので、要領は分かっている。

流れは同じなのだが、一つだけ違う点があった。
次男が受けた発達検査が、田中ビネーではなくWISC-Ⅲであったことだ。
支援級のお友達も就学相談で検査をしたのだが、田中ビネーであったという。
どうやら支援級在籍者は田中ビネー、普通級在籍者はWISC-Ⅲらしかった。

言語性はほぼ平均、動作性はかなり低かった。
総合では、療育手帳を取るには高すぎ、平均よりは低い、という相変わらず中途半端な数値であった。

次は集団での体験入学である。
あれからいくつか支援級を見学したが、やはり最初の支援級が1番次男に合っていると感じたので、そこを第一希望とした。
小学校と同様、支援級通学は越境が認められている。

第一希望の学校に通うには、電車に乗る必要がある。
幸い次男は電車が大好きである。
体験入学は第一希望の学校で行われ、次男は「ここなら毎日電車に乗れるね!」と上機嫌であった。

体験入学は7~8人ほどだっただろうか。
後で次男に聞いたら、きちんとした授業形式だったらしい。
誰も知っている子はいなかったが、次男は緊張することもなく「よく出来たよ!」と笑顔で答えた。

体験入学後に面談があり、第一希望の学校に入れるだろう、と言って下さった。
普通ならこれでおしまいである。

しかし私には、次男にぜひともチャレンジさせたい私立中学校があったのである。
面談で私立にもチャレンジしたいことを相談員に告げると、「はい、いいですよ。一応ここは押さえておきますからね。もし私立に受かったらすぐに連絡下さいね。」と、とても親切な対応であった。

その私立とは、次男が5年生でホームスクールをしている時に見つけた学校であった。

ご訪問ありがとうございました。


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うちの次男:中学校選び 1

次男が6年生になり副担任が付くとクラスは落ち着き、私の身にも再び自由が訪れた。
副担任の考え方には不本意な部分もあったが、幼い次男には彼女の真意を読み取る知恵はなかったのである。

自由になったとはいえ、私にはやるべきことがあった。
中学校選びである。

私は次男に聞いた。
「A小学校(支援級)とB小学校(普通級)とどちらが好き?」

次男は長い時間悩んでいた。
そして答えた。
「う~ん、真ん中くらいがいいんだけどなぁ。」

その答えを聞き、私はC中学校の支援級の見学を決意した。
C中学校の支援級は、普通級に近い雰囲気だという。
それは、次男がホームスクールをしている時に遊びに来てくれたママ友達から得た情報であった。

早速市のホームページで学校公開日を調べて、見学の申し込みをした。

「教室を間違えたのかな?」

ちょうど休み時間で、生徒たちはいくつかのグループに分かれて、くつろいで話をしていた。
その話し方や内容は、普通の子供達と変わりないように見える。

私はもう一度廊下に出てクラス名を確かめた。
間違いなく支援級である。

廊下から子供たちの様子を見ていると、男性の先生がいらして声を掛けてくれた。
私が電話をして見学を申し込んだ者である事を告げると、気さくな様子で「これから英語の授業ですよ。中に入ってご覧になって下さい。」と言って下さった。

授業はプリントを使ったもので、先生の発音がとても素晴らしい。
会話を重視した内容で、生徒たちもよく集中して積極的に授業に臨んでいた。

そうしているうちに、保護者達が何人か教室に入って来た。

静かに、にこやかに子供たちの様子を見守っている。
それは、安心して子供達を預けている保護者の表情であった。

授業が終わると先生が私のところに来て「いかがですか?」と聞いた。
他の保護者達も私の方を見るので、緊張しながらも正直に「はい、随分レベルが高いと感じました。」と答えると、先生は微笑みながら「今、普通級ですよね。大丈夫ですよ。次は数学です。」と言って教室を出ていった。

先生が去ると、保護者の方が話しかけて下さった。
「どこの小学校ですか?うちも小学校は普通級だったんですよ。」

休み時間に彼女と少し話をしたのだが、似たような境遇であると分かった。

次の数学の授業もプリント使用で、1日の生活の中でどれだけ数字や計算が出てくるか?という面白い内容であった。
具体的には時計の読み方や、割引後の値段の計算などである。

普通級から支援級に行くためには、就学相談を受ける必要がある。
私は教育委員会に就学相談を申し込んだ。

ご訪問ありがとうございました。


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アウイナイト

Author:アウイナイト
ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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