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メールでカミングアウト

私は悩んでいた。
古い友人たちにメールを送らなければならないのだ。

メンバーは私を含めて5人。
独身、既婚子供無し、既婚子供有、などライフスタイルは様々で、昨年会った時はとても楽しい時間を過ごすことが出来た。
その時、次男が自閉症、発達障碍である事は告白しなかった。

今年に入ってから、メンバーからの連絡は無い。
次男の受験で私が大変だと思って、気を使っているのだろう。
私から何かアクションを起こさなければいけない。
でも、何と書けばよいのか。
もうここは開き直って真実を書くしかない!
私は覚悟を決めた。

こんにちは。
お久しぶりです。
次男は高校を卒業しました。
実は次男は自閉症なのです。
卒業後は就労の訓練をしてくれる所に進みます。

といった内容を書き、「え~~い!」と訳の分からない気合を込めて送信ボタンを押した。

返事を待つ時間がとても長く感じられる。
ついに携帯の着信音が響き、ドキドキしながら手に取った。

飛び込んできたのは「次男君、卒業おめでとう!」の文字。
大学1年生のお嬢さんを持つA子さんからであった。

続く文章の内容は「自閉症の事はよく知らないけれど、次男君の事をよく考えて進路を決めたのね。さすがです。落ち着いたらまた会いましょうね。」

別に誉められるようなことではないが、ホッとして緊張がほぐれた。

他のメンバーたちの返信も
卒業おめでとう!
ママもお疲れさまでした~。
次男君、頑張ってね!
などなど、あたたかい言葉ばかりである。
そして必ず書かれている「またお会いしましょう!」の言葉。

本当に寛容で心優しい友人たちである。
心を覆っていた厚い雲はすっかり晴れて澄み切った青空のような気持ちになり、私は心からの感謝をこめて再び「ありがとう!またお会い出来る日を楽しみにしています!」の返事を送った。

ご訪問ありがとうございました。


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なかなか終われない

先日、次男が無事に高校を卒業した。
予定では進路も決まってこのブログを終えるはずであったのだが、ご存知のようにまだ進路が決まっていない!!!

結末は読者のご想像にお任せします、、、と言うのも何なので、決まるまで続けよう。
よろしくお願いいたします。

ご訪問ありがとうございました。


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優しい眼差しの中で

卒業まであとわずか。
ああ、それなのに、、、
次男の進路はまだ決まっていない。

3回目の実習日程が決まらないのだ。
いくらなんでも遅すぎだろう、、と思い、実習予定の就労支援事務所に直接聞いてみた。

担当の方は「はい、確かに連絡は受けています。日程はまだですが。」
私は「実習は学校を通さないとだめですか?」と伺った。
すると、「いいえ、そんな事はありませんよ。」との返事。

それならば!と、実習前の面談の日程を決めてしまった。
そしてすかさず学校へ電話。

進路指導主任は「すみません、事務所に連絡はしたのですが、日程調整がなかなか出来なくて、、、」と申し訳なさそうに言う。
はい、知っています。

「先生、今はものすごくお忙しい時期ですよね。事務所に聞いたら学校を通さなくて良い、と言っていました。今回はこちらで進めさせて頂きたいのですが。実は面談の日程も押さえました。」
私が話すと、主任はますます申し訳なさそうに「でも、次男君の進路に関しては一緒に考えていきたいと、、、」
はい、ありがとうございます。

「今度の事務所はうちからは近いですが学校からは遠いです。この時期にわざわざ来て頂くなど申し訳ないです。こちらで進めさせて頂けませんか?」
少し強い口調で言うと、やっと「そうですか、、では、そのような方向で、、でも都合が付けば同席したいです、、、」
はい、お気持ち嬉しいです。

と言う訳で、やっと目星がついた。
どちらにしても決まるのは卒業式の後である。
やれやれ、、、

でも私は学校にはとても感謝をしている。
実習の前には、事務所に次男の紹介状?のようなものを送る。
これって誰の事?と思えるような、次男の良い所だけを抜き出したような紹介状。
先生方はこんなにも温かい目で次男を見守って下さっていたのだ、と感動すら覚えた。

いつも「学校が楽しい。」と言っていた次男。
優しい眼差しの中で過ごした6年間は、一生の宝物だろう。

ご訪問ありがとうございました。


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最後の保護者会

先月、次男の高校の保護者会が行われた。
長男と次男の年が離れているので、最初に保護者会に出たのはかれこれ何年前だろうか。
長かった私の保護者会時代がやっと終わった。

ボッチママの私は、いつも一人で学校へ向かう。
クラスに入ると顔見知りのママが2人いたので「隣良いですか?」と聞くと、「あ、次男君ママ、どうぞどうぞ」と笑顔で答えてくれた。
それから何となく5人が集まり話していると、驚いた事に次男を除く4人は既に大学、専門学校が決まったという。

「みんなすごいね。うちはまだ決まっていないよ。」と言うと、途端に「え~まだなの?」と盛り下がってしまった。
盛り下がった空気を何とかしようと「でも、2か所からOKもらっているんだ。あと1つチャレンジして決めようと思っているの。」と言い訳の様に加えると、「あ~、そうなんだ、良かった!」と安心した様に、再び進学する学校の事など話し始めた。

保護者会が始まり担任の話によると、なんと1月の時点で学年の85%の生徒の進路が決まっているという。
それでも次男の様に決まっていない生徒が15%いる。
ところが保護者からの近況報告によると、出席者のうち15%組はうちだけであった。
つまり、決まっていない子の保護者は欠席だったのである。
このような時、他の家庭の情報が無いボッチママは困る。
でもこれで最後だからまあ、いいか。

長男の通っていた某私立中高一貫校は難関校ではなかったが、「AOや推薦ではなく、なるべく一般受験をして欲しい。国公立大学の後期試験は卒業式の後だが、卒業式まで進路が決まらなくても最後まで面倒を見る。」と言われた事が印象に残っている。
当然最後の保護者会では進路が決まっている方が少数で、「いよいよこれからだ!」感が漂っていた。

深く考えずに出席してしまった最後の保護者会。
少し居心地が悪かったが、6年間お世話になった学校へのお礼、良くしてくれた次男のお友だちのお母さまたちにお礼が出来て良かったと思う。

ご訪問ありがとうございました。


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厳しい実習 3

毎日コメントを書き通知表の評価をしたであろうAさんは、30代と思われる男性であった。
ニコリともせずに報告を始める。

夫が「よく見てるね。」と感心した通り、鋭い観察力である。
次男が社会に出て困るであろう点、改善すべき点を次から次へと指摘してくる。
それが的を射ているだけに、こちらはただただ「ハイ、、」と頷くしかない。

1回目の実習後面談は和やかな雰囲気でクラス担任も満足そうにそっくり返っていたが、進路指導主任は下を向いたきりである。
肝心の次男はAさんの話を聞いてはいるものの、ショックを受けている感じは全く無い。
自分の至らぬ点を言われているのに、、、

一通り話し終えたところでAさんは沈黙した。
私と主任は撃沈。
次男は全く沈んでいない。

「しかしながら、、、」
Aさんは続けた。
「次男君はとても素直でですね。こちらの指示に従いすぐに修正することが出来ます。細かい事もいろいろ言いましたが、反抗的な態度を取る事は全くありませんでした。」

おお、少し持ち直してきたか。

「マイペースな所はありますが、作業能力自体は高いです。」

そこまで言ってAさん施設長の方を見た。

施設長はもう一枚の書類を主任と私に渡してきた。
そこに書かれていたのは「入所の可否について」
今度は恐る恐る見ると、、、
「可能性あり」に丸が付けられていた。

つまり、合格って事?

主任もホッとしたようであった。
私が思わず次男に見せて「ああ、良かったね。」と言うと、次男は当然のように「はい。」と答えた。
その神経の図太さは誰に似たんだろう。

主任と私からお礼を言って面談は終了した。
面談は午後1時から始まったので、主任と私は帰るが次男は4時まで仕事がある。
施設を出る時に私が次男に「まだ実習中だからね。気を抜かないように!」と釘を刺すと、施設長とAさんは「そうだね。最後まで頑張ろうね。」と初めて笑ってくれた。

これから学校に戻る主任にお礼をして私も家に帰った。

ここに通って訓練すれば次男は成長できるだろう。
それにしても、就労支援施設にもいろいろあるものだ。

ご訪問ありがとうございました。


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アウイナイト

Author:アウイナイト
ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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