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今日も一日、楽しかった

「今日も一日、楽しかった」
この本は、ダウン症のあべけん太さんのエッセイである。

読んでみて驚いたのは、あべさんの精神力の強さであった。
興味を持った物にはチャレンジする、失敗しても諦めない。
どんなに悲しい日でも、日記の最後にいつものように「今日も一日、楽しかった」と書く。
(でも読んでいて号泣)

この精神力の強さは生まれつきなのか、それとも周囲の支えによるものなのか。
多分両方だろう。

次男のお友だちにもダウン症の子達はいて、みんな素直で良い子達である。
でもとても繊細な感じ。

あべさんは自らを「ダウン症のイケメン」と言うが、これに「最強の」を付け足したらいいんじゃないか、とさえ思う。

またあべさんの偉い所は、周りの人達への感謝を忘れない所である。
その気持ちが、あべさんの居場所を更に心地良いものとしているのだろう。

強くて謙虚でいつも前向き。
素晴らしい人である。

ご訪問ありがとうございました。


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ハートネットTV 福祉現場で働く人たちの本音

7月26日放送のハートネットTV「障碍者殺傷事件から2年 福祉現場で働く人たちの本音」を見た。

これを見て感じた事。
この事件は植松被告一人を裁いて解決できる事件ではない、という事である。
もちろん植松被告はこれから裁判を受けて罪を償うべきである。
しかし植松被告だって、最初から障碍者を抹殺するつもりで施設に就職したわけではないだろう。

不動産業界には、「忌避施設」と呼ばれる施設がある。
治安を悪化させたり著しく危険な施設ならば理解できるが、福祉施設もこれに含まれるようだ。
やまゆり園も、人里離れた不便な場所にあるという。

今回TVに出演した介助者の一人の方は、事件を聞いて「自分の所じゃなくて良かった、と思った。」と発言した。
介助職は大変そう、というイメージは今までも持っていたのだが、実際に話を聞くと、きっと大変を通り越して「壮絶」な場面もたくさんあるのだろうな、と思う。
やまゆり園で仕事をする中で、植松被告の思想がどのように変化していったのかを丁寧に追う必要があるのではないか。

福祉施設が忌避施設と呼ばれ、介助職員がゆとりの無い労働環境に置かれている限り、類似事件が再び起こる可能性は否定できないのである。

ご訪問ありがとうございました。


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ハートネットTV、3つの番組

5月22日:「弱点を笑い飛ばす 発達障害の漫画家・沖田×華」
5月23日:「もう一つの居場所ー知的、発達障害のある人たちが集うサッカークラブ」(10分後から見た)
5月24日:「ヘン子の手紙 伊藤議代さん」

この3つの番組を見て感じたのは、ここに出てきた当事者たちは自分を認めて受け入れてくれるとても良い人達に巡り合えた、という事であった。
その「良い人達」とは、障碍者の場合も健常者の場合もある。

サッカークラブの仲間たちは障碍者。
でもコーチたちは健常者であろう。
沖田さんに漫画家になる事を勧めた桜壱バーゲン(漫画家)さんや、議代さんの配偶者も健常者だと思う。

これは次男にも当てはまる。
ちょっと情緒不安定気味とはいえ、毎日学校に楽しく通学できるのは次男一人の頑張りだけではない。
次男の特性や不器用さを理解した上で指導して下さる先生方、次男の存在を否定せず何となく仲間として受け入れてくれる他の生徒たちのおかげである。

障碍者にとって健常者の存在とは?
人は誰でも自分と関わる人の影響を受ける。
社会的少数派で、なおかつ社会での「普通」の判断が難しい発達障碍者の場合、周りの健常者たちの影響をより強く受けるのではないだろうか。

番組では成功例(?)の紹介だったので見終わった後に「辛い事もたくさんあったしこれから進む道も平坦ではないだろう。でも、認めてくれる人達に出会って本当に良かったね。」と思えたが、世間ではろくでもない健常者と関わったが為に不幸になってしまった例も多くあるに違いない。

恵まれた環境にいれば良い、と言う訳でもないらしい。
沖田さんが桜壱さんと出会ったのは風俗で働いていた時であった。
「ご縁」とは難しい。

ご訪問ありがとうございました。


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NHK発達障害プロジェクト

NHKでは「発達障害プロジェクト」と称して、2017年5月から1年かけて当事者や家族、一人一人の声を伝えるそうである。

昨夜のNHKスペシャル、「発達障害、解明される未知の世界」を見た。

最新技術を使って、感覚過敏を持つ発達障碍者達が置かれている特異な世界を再現する試みは、理解の助けになるだろう。

私は当事者(女性)の「社会の求める普通とか、社会が求める人材とかを挙げていくほど自分からかけ離れていく。」という言葉が心に残った。
彼女は自分に合った仕事を見つけられない。

一方で、特性を生かして重要な仕事を任せられている当事者たちも紹介されていた。
番組の中で、「多数派(健常者)」、「少数派(発達障碍者)」などと分けていたが、優れた特性を持ち社会に受け入れられている当事者は、発達障碍者達の中では少数派だろう。

最後に女性司会者が「社会に役に立つから認めるっていうのも、ちょっと違うかなって気がします。」と言っていた。
その通り、基準をそこ(役に立つかどうか)に持っていってしまったら、次男のような際立った能力が何もない発達障碍者にとっては、今以上に生き辛く危険な世の中になってしまう。

これを見て私は反省した。
最近次男をふがいなく思い始めてきたのだが、そうではない。
次男は自分なりに頑張っている。
ごめんね。

このプロジェクトは、全ての人がその存在を認められ共生出来る世の中へと変化するきっかけになれるだろうか。

今日(22日)の放送は、NHKEテレ、夜8時からの「ハートネットTV、弱点を笑い飛ばす 発達障害の漫画家・沖田×華」
それ以降の放送は、「NHK発達障害プロジェクト」のホームページに記載されている。

ご訪問ありがとうございました。


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自閉症の君が教えてくれたこと

日曜日、NHKで「自閉症の君が教えてくれたこと」が放送された。
重度の自閉症とされる東田直樹さんのドキュメンタリーである。

私は時々東田さんのオフィシャルブログを読んでいるので、この放送をとても楽しみにしていた。

50分という短い時間の中で、東田さんはいくつもの心に残る文章を文字盤から生み出し、私たちに教えてくれた。
その中で、私が一番感銘を受けた文章を紹介しようと思う。

「命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく、完結するものだと考えている。
命がつなぐものであるなら、つなげなくなった人はどうなるのだろうか。
(中略)
人生を生き切る。
残された人は、その姿を見て自分の人生を生き続ける。」

これは、30代でガンを患ったNHKのディレクターの「僕は命をつなげないのではないか?」という不安に対する東田さんの答えである。

私はこの言葉を聞いて、救われたような気がした。

私の両親は既にこの世にない。
でも、両親の遺伝子は私や子供達に受け継がれている。
私は命をつなぐことの出来た人間である。
子供達は、両親や私の命をつないでくれるのだろうか?

子孫を残したい。
それは、どの生物にもある本能である。

しかし、東田さんの考えは本能を越えている。
命をつなげない人達の悲しみを思いやり、自分の人生を一生懸命生きていく事が何より大事であると考えている。

まだ24歳の東田さんが、どうしてこのような成熟した考えを持つことが出来るのか。

最初に彼は「文章を書くことは、生きる事そのもの。」と言っている。
一つ一つの文章を、命を懸けるつもりで書いているのだろうか。

東田さんは、内面に持つ輝きを表現する方法を見つけ出した。
その輝きは、きっと誰にでもあるものなのだろう。

真の教育とは、輝きの表現法を見つけるよう導く事なのかもしれない。
そう考えると、彼のご両親も素晴らしい。

ご訪問ありがとうございました。


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アウイナイト

Author:アウイナイト
ユニークな子供達のおかげで、今まで見えなかった世界が見えてきました。
内気な私ですが、前向きに生きていきます。

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